2011年10月26日
農水省、震災復興対策で木質バイオマス関連施設を整備
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:農林水産省

農林水産省は、東日本大震災からの復興に向け、被災地において木質系震災廃棄物等をエネルギー利用するために必要な施設の整備に対して支援する「木質バイオマス関連施設の整備」事業に取り組むため、平成24年度農水省予算概算要求の復旧・復興対策として39億8100万円を盛り込んだ。

大震災からの復興に向けて、新しいまちづくりを推進するにあたっては、膨大な木質系震災廃棄物をエネルギーに利用するとともに、その処理終了後は未利用間伐材等を活用してエネルギーを持続的かつ安定的に供給することが重要である。

同省では、こうした取り組みが林業の活性化や雇用の確保につながると判断、被災地における木質系震災廃棄物や未利用間伐材等をエネルギー利用するために必要な施設整備に取り組む。
被災地において木質系震災廃棄物や未利用間伐材を利用する施設としては、木質バイオマス発電施設、熱供給施設、木質燃料製造施設を予定している。これらの施設を整備する民間事業者等に必要な事業費の2分の1を補助する。