2011年10月27日 |
信越化学、震災の影響で減収益 最終利益510億円 |
【カテゴリー】:人事/決算 【関連企業・団体】:信越化学工業 |
信越化学工業が27日発表した今年度3月期第2四半期累計(4-9月)連結決算は、東日本大震災の影響で160億円の減収となった。純利益でも昨年は過年度法人税の戻し入があった一方で震災による特別損失計上があり18%の減益となった。こうした特殊事情は上半期で終了するため、通期では増益増収予想となっている。 とくに上半期は、売り上げの31%を占める塩ビ・化成品部門が、米国のシンテック社が売上高で15%の増収、経常利益で45%の増益、純利益で46%の増益と好調だったこと、半導体シリコンが前年並みの利益を確保したため、営業利益・経常利益ともに増益となった。シンテック社の好調について金川千尋会長は「米国では底堅い感じで推移しており、反動の懸念はないだろう」と語った。 【信越化学工業・第2四半期(連結)決算】単位:百万円()前年同期比増減率% ◇売上高 521,368(△2.1) ◇営業利益 80,411(5.6) ◇経常利益 84,330(3.9) ◇当期純利益 51,040(△18.1) ◇1株当たり純利益 120.41円(146.83円) <通期(連結)業績予想>百万円()前期比増減率% ◇売上高 1,065,000(0.6) ◇営業利益 155,000(3.9) ◇経常利益 165,000(2.9) ◇当期純利益 102,000(1.9) ◇1株当たり純利益 240.23円 |