2011年10月28日
9月の鉱工業生産 全業種が低下、化学工業は3.3%の減少
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:経済産業省

経産省が28日発表した9月の鉱工業生産指数(2005年=100、季節調整済み)速報値は、前月比4.0%低下の89.9で、6カ月ぶりの低下となった。出荷は2.6%低下の92.1だった。

生産予測調査によると、10月、11月とも上昇を予測している。

基調判断は「生産は横ばい傾向」で、前月の「総じてみれば、生産は東日本大震災の影響からほぼ回復したものの、先行きについては注視する必要がある」を修正した。

生産は、輸送機械工業、一般機械工業、電気機械工業など全16業種が低下。生産の低下は6カ月ぶりで、品目別に見ると、低下幅は普通自動車、半導体製造装置、携帯電話の順だった。

化学工業(除、医薬品)は生産が前月比3.3%低下の86.0、出荷0.6%低下の85.8、在庫1.0%低下の103.5、在庫率は1.3%上昇の122.2だった。生産、出荷とも3カ月連続のマイナス。

プラスチック製品工業は生産が前月比6.7%低下の 82.0、出荷5.5%低下の82.3、在庫は0.8%低下の96.9で、在庫率は4.8%上昇の118.8となった。生産、出荷とも低下は2カ月ぶりとなる。