2011年10月28日 |
信越化学タイ法人、洪水で主要設備を建屋2階に避難 |
【カテゴリー】:経営(海外) 【関連企業・団体】:信越化学工業 |
信越化学工業は、タイの現地法人であるシンエツ マグネティクス タイランド(本社工場・バトゥムタニー県ナワナコン工業団地)が洪水の影響で操業を停止する被害を受けているが、主要生産設備を建屋2階に避難させているため、「水が引ければ、速やかに生産を再開できる」との見通しを明らかにした。 同工場では、ハードディスクドライブ用VCM(ボイスコイルモータ)の加工、組み立てを行っていたが、約2メートルの冠水に見舞われ、現在、操業を停止している。しかし、信越化学グループでは、マレーシア、フィリピン、中国など世界5カ所の生産拠点でタイ法人のバックアップ体制を整えているため、操業停止の影響は軽微にとどめている。 同社のタイ法人はこのほかに、シンエツ シリコーン タイランド(シリコーン製品の製造・販売)、アジア シリコーンズ モノマー(シリコーンモノマーの製造販売)の2社があるが、両工場ともラヨーン県に所在するため直接的な洪水被害は受けていない。 |