2011年10月28日
カネカ・第2四半期増収減益、純利益55%減 28億円
【カテゴリー】:人事/決算
【関連企業・団体】:カネカ

カネカが28日発表した2011年度第2四半期(4-9月)連結決算は、売上高は2,348億円で前年同期比4.7%の増収となったものの、営業利益、経常利益は減益で、最終利益は固定資産売却損を特別損失として計上したこともあり、同54.8%減益の28億円となった。原料価格の高騰や円高が響いた。

セグメント別では、化成品、合成繊維、その他事業は営業利益が前年同期比増益となったが機能性樹脂、発泡樹脂製品、食品、ライフサイエンス、エレクトロニクス事業はいずれも減益となった。

化成品の中では塩ビ樹脂事業が堅調で、国内販売量が増加した。価格修正に注力し増収増益となった。円高の進行や世界経済の先行き不安から通期予想を下方修正した。

【カネカ・第2四半期(連結)決算】単位:百万円 ( )前年同期比増減率%
◇売上高     234,848(4.7)
◇営業利益     6,438(△38.4)
◇経常利益     5,776(△46.5)
◇当期純利益    2,842(△54.8)
◇1株当たり純利益  8.39円(18.54円)

<12年3月期・通期(連結)予想>
◇売上高     485,000(6.9)
◇営業利益     17,500(△17.6)
◇経常利益     15,500(△26.1)
◇当期純利益    7,500(△35..5)
◇1株当たり純利益  22.13円