2011年10月28日 |
帝人、中国でポリエステルフィルムの能力を5割増強 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:帝人 |
帝人は28日、中国における米国デュポン社とのポリエステルフィルム合弁会社Dupont Honqji Film Foshan(広東省佛山市)で、生産能力を年産5万トンから同7万7000トンに増強すると発表した。投資額は約7800万ドル。 今回の生産増強は、急成長を続ける中国市場に対応するもので、中国のポリエステルフィルム差別化品市場におけるリーディングカンパニーとしての地位の維持と、顧客満足度向上や事業拡大を図るのが狙い。 今回の生産増強は、佛山市郊外に新用地を取得し、厚物フィルムおよび薄物フィルム各1ラインを設置する。 具体的には、 (1)太陽電池バックシート用途を中心とする厚物差別化品市場に向けた供給能力拡大のため、今年2月に閉鎖した米国フローレンス工場(サウスカロライナ州)の遊休設備1ラインを同社に移設する。 (2)ドライフィルム用途やフラットパネルディスプレイ用途を中心とする薄物差別化品市場に向けた供給能力拡大のため、生産設備1ラインを新設するーとしている。 稼働時期は、厚物用ラインが2012年後半、薄物用ラインが2013年度中に開始の予定である。 |