2011年11月01日
富士フィルム、医療向け3D 画像解析システム「VINCENT」発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フイルムは1日、CT、MRI などによる断層画像から高精度な3D 画像を描出する医療向け3D 画像解析システム「ボリュームアナライザー SYNAPSE VINCENT(シナプスヴィンセント) Ver.3.0」を、富士フイルムメディカルを通じて11月1日から発売したと発表した。

新機種の「SYNAPSE VINCENT V3」は、独自の画像処理技術をさらに進化させ、これまでの放射線科、循環器、消化器の領域に加えて、呼吸器領域でも高精度な3D 画像解析を行うことを可能にした。

非常に細い1ミリ以下の気管支や、肺動脈、肺静脈の細部までを高精細に自動抽出できる。
近年問題視されているCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などの診断支援や、ディスプレイ上での気管支鏡シミュレーションもできる。

市場での数多くのニーズに応え、ユーザビリティを大幅に向上させ、幅広い3D 画像解析に対応できるようにした。
院内のネットワークに繋がっているどの端末からでもサーバーに接続することで、3D画像解析操作が可能となる。
このためハイスペックな3D解析用専用端末を設置する必要がなく、院内の設備投資コストを大幅に抑えることができる。

販売価格はオプション構成により、500万円~5000万円。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1320110087.pdf