2011年11月08日
アステラス製薬と理研「アルツハイマー病」で共同研究
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:アステラス製薬

理化学研究所(野依良治理事長)とアステラス製薬は8日、「アルツハイマー病の発症機構の解明と新規創薬標的の探索」を目的とする5年間の共同研究契約を締結したと発表した。

社会的課題であるアルツハイマー病の克服に向けて、理研脳科学総合研究センター(利根川進センター長)の基礎研究とアステラス製薬の創薬研究という双方の研究基盤を活かして相乗効果を上げ、画期的な新薬創製へつなげることを目指す。

アルツハイマー病は国内患者数が325万人達すると予想されており、その克服は医療先進国として早急に取り組むべき課題とされてきた。

理研BSI神経蛋白制御研究チームは、脳内の病原性タンパク質を分解(排除)する機構の解明を通じて、神経変性疾患および脳老化の診断・予防・治療のための基礎的知見を得ることを目的とした研究を行ってきた。

特に、アルツハイマー病を重点課題として位置づけ、2011年7月には重要な原因物質(アミロイドβペプチド)に関るする新たな知見を発表している。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1320728970.pdf