2011年11月11日
松本油脂・第2四半期 増収減益、界面活性剤市場は底打ち
【カテゴリー】:人事/決算
【関連企業・団体】:なし

松本油脂製薬が11日発表した2011年4-9月期連結決算は、売上高は前年同期比9%の増収となったものの、営業利益、経常利益は減少した。

陰イオン界面活性剤は、国内合繊メーカー各社への販売が底を打ち、昨年実績を上回った。陽気・両性イオン界面活性剤も、縮小傾向にあった繊維加工向けが下げ止まった。海外合繊メーカーへの販売は引き続き中国向けが好調に推移した。化学工業分野では洗浄剤原料の販売が回復した。

通期予想修正を11月9日付で発表済み。売上高、営業利益、経常利益は前回予想を上回るものの、有価証券評価損を計上することから、最終利益は下回る見込み。

【松本油脂製薬・第2四半期(連結)決算】単位:百万円 ( )前年同期比増減率%
◇売上高      14,080(8.7)
◇営業利益      662(△14.9)
◇経常利益      533(△5.3)
◇当期純利益     127(△61.1)
◇1株当たり純利益  12.57円(32.31円)

<2012年3月期(連結)予想】単位:百万円 ( )前年同期比増減率%
◇売上高      28,300(6.6)
◇営業利益      1,400(19.7)
◇経常利益      1,300(11.9)
◇当期純利益      600(△16.0)
◇1株当たり純利益  58.95円