2011年11月14日
9月のエチレン換算輸出入、出超バランス14万トン台に拡大
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:経済産業省

経産省化学課は14日、9月のエチレン換算輸出入実績を発表した。輸出は前年比0.4%の増加、輸入は同13.5%の増加で、この結果出超バランスは148,000と前月の135,800トンからさらに拡大した。

9月のエチレン換算輸出量は、前年比0.4%増(前月比0.0%)の198,500トン(輸出比率 37.1%)だった。一方の輸入は前年比13.5%増(前月比 19.6%減)の50,400トン(輸入比率は13.1%)。

この結果、差し引きバランスは148,037トンの出超となり、前月の135,800トンからさらに12,200トン拡大した。

品目別にみると、輸出では両ポリエチレンやスチレンモノマー、PVC、ABS樹脂などがいずれも前年を割り込んだが、生エチレンの輸出が59,667トン(前年比69.3%増)と増加したため、全体を押し上げた形となった。

一方、輸入は前月比では軒並みマイナスだったが、前年同月比では低密度ポリエチレンが1.4%増、高密度ポリエチレン69.0%増、ポリスチレンも9.7%増加した。

第3四半期(7-9月)の合計は、輸出561,70トン(前年同期比6.6%減)、輸入187,962トン(39.4%増)で、差し引きバランスは373,109トンとなった。前年同期のバランス量は465,800トンだった。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1321246101.tif