2011年11月15日
富士フィルム、世界初「紫外線防御剤 DーUVガード」新開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フイルムは15日、皮膚のシミ、しわなどの原因となる紫外線UVAの中でも最も長い波長(370 ~ 400nm)領域を、効果的にカットすることができる有機・無機 ハイブリッド型紫外線防御剤「D-UVガード」を世界で初めて開発したと発表した。
 
紫外線吸収剤と紫外線散乱剤を機能的にハイブリッド化して実現した。

紫外線防御剤には、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤を組み合わせて配合するのが一般的だがこれでは「Deep UVA」を防御することができなかった。

同社は今後、「D-UVガード」を、紫外線による老化を防ぐスキンケア化粧品に応用していく予定だ。

<用語の解説>
■紫外線吸収剤と散乱剤のハイブリッド化
有機化合物である「紫外線吸収剤」と微粒子無機粉体である「紫外線散乱剤」の異なる機能を持った紫外線防御剤を機能的に結合させたことにより、それぞれの製剤では実現できなかった紫外線吸収の長波化を実現した。ハイブリッド化とは、2つの異なる性質をもったものを機能的に複合化し、新たな機能を付与することをいう。