2011年11月17日
富士フイルム、韓国に半導体材料の製造会社設立
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フイルムは17日、半導体材料子会社の富士フイルム エレクトロニクスマテリアルズ(FFEM)が韓国に、半導体材料の合弁製造会社を設立すると発表した。富士フィルムグループは95%を出資する。

同日、新会社に5%の出資を予定している韓国・exax社(エグザクス)と、合弁会社の設立および同社の工場設備等の譲渡に関する契約を締結した。生産開始は2012年3月の予定。

exax社は1976年の創業。ディスプレイ材料事業などを手がける化学メーカーで、韓国大手ディスプレイメーカーを中心に材料供給を行っている。

新会社はexax社が保有する土地・建物・設備を有効活用し、新たに富士フイルムの技術を応用した現像液やCMPスラリー、クリーナーなど最先端の電子材料製品事業をスタートする。

アジアの半導体市場は、リーマンショック後も高い成長を続けている。中でも韓国市場は今後も高い成長が見込まれている。

富士フィルムは、FFEMのアジア・米国・ベルギーの各拠点を通じて半導体製造工程で使用される材料・機器類をグローバルに供給する体制を整えてきたが、韓国に製造拠点を加えることで、電子材料事業の一層の拡大を図る。

<新会社の概要>
(1)社名  FUJIFILM Electronic Materials Manufacturing Korea Co., Ltd.
(2)所在地  韓国忠清南道天安市西北区業成洞624番
(3)代表者  石川 隆利 (富士フイルム株式会社 執行役員 エレクトロニクスマテリアルズ事業部長)
(4)事業内容  半導体向け電子材料製品(現像液、CMPスラリー、クリーナー等)の製造
(5)設立時期  2012年1月末(予定)
(6)資本金  230億ウォン
(7)出資比率(予定)  FFEM:72%、FUJIFILM Electronic Materials (台湾):23%、exax社:5%


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1321504860.pdf