2000年08月15日
旭化成、2000年環境報告書を発行~初めて第三者検証を実施
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:旭化成

 旭化成工業は15日、「2000年環境報告書(RC(レスポンシブルケア)報告書)」を発行した、と発表した。体裁は、A4版カラー36ページ、で部数は5,000部。1992年に初の発行以来、6回目(1997年からは毎年発行)の発行となる。
 同社では昨年、情報公開の観点から全面的な改訂を実施したが、今回はさらに内容の充実を図るとともに、記載内容の信頼性担保のため、中央サステナビリティ研究所による「第三者検証」を受けている。
 具体的には(1)中央サステナビリティ研究所が、報告書作成に当たり、情報収集過程および集計方法に関する合理性や記載情報の正確性について第三者検証を実施、(2)産業界が自主的に削減を進めている有害大気汚染12物質のうち、旭化成が取り扱っている9物質について、従来の排出量比に代わり絶対数値を記載(当初目標を上回る削減を達成)、(3)[1]アジピン酸製造工程から発生する亜酸化窒素(温室効果ガス)分解装置の稼動にともない、1999年度の温室効果ガス排出量を1990年度比で48%(炭素換算)削減、[2]産業廃棄物の発生抑制や再利用、再資源化を積極的に進め、1999年度には、1993年度比で72%削減--などの改善を実施している。