2011年11月24日
三菱樹脂子会社、中国に太陽光利用型の植物工場完成
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:三菱樹脂

三菱樹脂は24日、農業資材専門の子会社、MKVドリーム(本社:東京都中央区 荻原勝年社長)が、中国で太陽光利用型植物工場の実証試験を行うと発表した。江蘇省・南京市の農業協同組合(チャイナコープ)と共同で、このほど同省無錫市に第1号の植物工場を竣工した。

今後、野菜の生産性や事業性見通しになどついて評価する。南京市など他の地域にも順次拡大していく方針だ。

中国では施設園芸面積が年々増加し、現在、面積は日本の約70倍(360万ヘクタール)と推定されている。中国でも健康志向や食の安全・安心への意識は高まっており、植物工場で育てられる高品質で安全・安心な野菜への需要は今後さらに高まると予想されている。


今回、無錫市に完成した太陽光利用型植物工場は、1,000平方メートルの広さ。人工光を用いた完全閉鎖型の苗生産工場「苗テラス」で苗を育成し、その苗を高機能性フィルムを使用した農業ハウス内に移し、水耕栽培によって、トマトやサラダ菜、ほうれん草、水菜などの野菜を育てる。通常方法よりも高品質な野菜がより多く、安定的に生産できる。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1322103337.pdf


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