2011年11月28日
東レ、タイの現地法人相次いで操業再開へ
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:東レ

東レは28日、タイの大規模洪水の影響で操停止していた4工場のうち3工場に再開ないし再開のめどがついたと発表した。一時帰国していた同社の出向社員も全員現地に復帰した。

現地子会社のタイ・トーレ・シンセティクス(TTS)では、バンコク工場(ナイロン糸・ポリエステル糸、PBT樹脂コンパウンドなどを生産)が12月3日から、ナコンパトム工場(蒸着フィルム、無延伸PPフィルムなど)は12月5日から稼動再開の見込み。アユタヤ工場は、11月14日からハイテク工業団地内の排水作業が始まり、立ち入りも可能になって、現在、被害状況を確認中。再開の見通しはまだ立っていない。

タイ・トーレ・テキスタイル・ミルズ(TTTM)のナコンパトム工場(ポリエステル/レーヨン混紡糸)は、11月21日から生産を再開した。

東レはタイにグループ会社5社8工場を持っている。あとの3社4工場は洪水の影響を受けていない。
また、稼働停止に伴う繊維製品(原糸)供給への影響については、東レグループ各社による増産や品種代替などで対応している。