2011年11月28日
「日中省エネ・環境総合フォーラム」協力調印、最多の51件
【カテゴリー】:行政/団体(海外)
【関連企業・団体】:経済産業省

経産省は28日、北京で26日に開催された、「第6回日中省エネルギー・環境総合フォーラム」には両国の官民代表合わせて1000人が参加し、大連での複合型リサイクル工場建設や、天津でのバイオ技術によるごみ処理施設建設など、過去最多となる51件の協力調印が行われたと発表した。

日本側は枝野経産大臣、丹羽駐中国大使、岡本日中経済協会理事長(会長代理)ら、中国側は李克強国務院副総理、張平国家発展改革委員会主任らが出席した。

枝野大臣と張平主任の間で覚書を交換し、省エネ新エネの利用による省資源・省エネ型社会システムの構築を目指すことに合意した。また、フォーラムとあわせて、同日に枝野大臣と李克強副総理との会見、及び枝野大臣と張平主任との会談が行われた。

フォーラムでは、今回初めてとなる「グリーン建築物」を含む7分科会を開催。日中双方の専門家から各分野の省エネ・環境技術等に関するプレゼンテーションが行われた。

また全体会議では、李克強副総理が挨拶の中で「省エネルギー・環境分野を成長の柱とすること、この分野で日中政策対話を強化し重点的にプロジェクトを進めていくこと」などを強調した。