2011年11月29日 | |
三菱樹脂子会社のクオドラント、変性PEEK樹脂「切削用素材」発売 | |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:三菱樹脂、クオドラント ポリペンコ ジャパン |
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三菱樹脂子会社でエンプラ製品大手のクオドラント ポリペンコ ジャパン(本社:東京都中央区 尾石茂也社長)は29日、セラミックを変性PEEK樹脂(ポリエーテルエーテルケトン)に充填し、高い精度と切削加工性を両立させた切削用素材、「セミトロン MP 370」(商品名)を2012年初から発売すると発表した。 特に微細な形状の切削が求められる、半導体検査工程のテストソケット向けに最適。 クオドラントグループが米国で開発した製品をアジア市場向けに輸入販売する。 主原料は変性PEEK樹脂で、セラミックが均一に高充填されている。このため切削時にバリの発生が少なく、高精度の切削加工が可能で、テストソケット上の穴の位置精度が安定する。変性PEEK 樹脂は、吸水率が低く熱膨張が小さいため、IC チップのテスト条件下で寸法安定性に優れている。 同社は、2011年12月7日から開催される「セミコン・ジャパン2011」に出展する。 <用語の解説> ■ガラス転移点 : 高分子が軟らかい状態から固い状態、もしくはその逆になる温度。 【クオドラント ポリペンコ ジャパンの概要】 ・ 本社所在地 :東京都中央区日本橋本石町1-2-2 三菱樹脂ビル ・ 資本金 :240百万円 ・ 出資比率 :三菱樹脂 38% クオドラントグループ(3社) 62% ・ 売上高 :約70億円 ・ 事業内容 :エンジニアリングプラスチック製品の製造・販売 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1322532810.pdf |