2011年12月01日
10月の石油統計速報、ナフサの生産前年比減
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:経済産業省、資源エネルギー庁

経産省・資源エネルギー庁が発表した10月の石油統計速報によると、原油輸入量は1,676万キロリットル、前年同月比100.2%と2カ月連続の前年比プラスとなった。
 
原油輸入量を多い順にみると、
(1)サウジアラビア  506万kl(前年同月比113.2%)
(2)アラブ首長国連邦 363万kl(同102.3%)
(3)カタール     175万kl(同100.1%)
(4)イラン      129万kl(同102.3%)
(5)クウェート    104万kl(同66.7%)
だった。

同月の中東依存度は84.3%で、前年同月比2.0ポイント減と前年を下回った。

燃料油の生産は1,488万kl、前年同月比95.5%と4カ月連続して前年を下回った。
油種別にみると、ジェット燃料油及びB・C重油は前年同月を上回ったが、ガソリン、ナフサ、灯油、軽油及びC重油の生産は前年を下回った。

ナフサの生産は前月比100.8%、前年同月比93.6%の148万6,900klだった。
うち石油化学用は148万4,800Klで、前月比100.9%、前年同月比93.5%だった。
 
<10月のナフサ需給概要> (単位:キロリットル、カッコ内は前年同月比%)
◇生産   1,486,863(93.6)
◇輸入   2,158,144(79.1)
◇販売   3,505,861(83.2)
◇月末在庫 1,806,234(97.2)