2011年12月02日 |
昭和電工、正負極添加剤「VGCF」年産200トンへ倍増完了 |
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術) 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は2日、川崎事業所(神奈川県川崎市)で進めていた、リチウムイオン二次電池(LIB)向け正負極添加剤「VGCF」(商品名)の製造ライン増強工事が完了し、生産能力は年産100トンから200トンに倍増したと発表した。 自動車や蓄電用途向けに使用される大型LIB市場は、2013年以降本格的に立ち上がり、「VGCF」の需要も急速に拡大することが予想されている。 「VGCF」はLIBの正極材・負極材に少量添加することにより、大型LIBに求められる高容量化や長寿命化、安全性の向上に寄与する導電補助剤。同社はほかに大町事業所(長野県)で負極材「SCMG」、彦根事業所(滋賀県)では電池包材用アルミラミネートフィルムと、LIB向けの計3部材で生産能力の増強に取り組んでいる。 既報 :http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile/NCODE/32017 設備投資額は3事業所合わせて約30億円。昭電グループは、引き続きLIB向けを中心に電池関連部材事業の強化を図り、2015年には300億円以上の売上を目指す。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1322800290.doc |