2011年12月07日 | |
市川昭電社長、「中計初年度の営業利益目標450億円を超過達成」 | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:昭和電工 |
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昭和電工の市川秀夫社長は7日記者会見し、「中期計画“ペガサス”は順調に進み、初年度目標の営業利益450億円は超過達成できる見通しだ」など、当面の事業環境や課題について、要旨次の通り語った。 2012年は経営方針として「付加価値創出型企業への進化」をめざし(1)グローバル化の加速(2)ビジネスモデル(収益構造)の最適化(3)サプライチェーン見直し、高度化(4)R&D成果顕現のスピードアップ、の4つの課題に取り組む。 基盤事業の柱であるHD(ハードディスク)事業は、昨年から進めてきた月産2700万枚の生産体制が今年6月に整い、第3四半期には過去最高の出荷量を記録した。また、世界初となる垂直磁気記録方式(PMR)第6世代HD(2.5インチ)の量産を開始するなど、タイミングのいい投資ができた。 レアアースは中国第2拠点(江西省)の年間2000トンから3000トンへの生産能力増強が完了した。市況や原料をめぐる問題はあったが、磁石向け用途は堅調だし、市況も現在の水準で推移していくと思う。 成長・育成分野では、SiCエピタキシャルウェハーの生産体制確立に向け、開発を加速する。来年以降、車載用などのパワー半導体のアプリケーションが順次立ち上がるので、これに備える。 先端電池材料事業は、正負極添加剤「VGCF」、負極材「SCMG」、カーボンコート箔「SDX」、アルミラミネートフィルム包材の生産能力増強を図る。電解液、バインダーなど独自技術で開発中の製品も事業化のスピードアップする。2015年には同分野で500億円の売上をめざす。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1323233707.pdf |