2011年12月08日 |
富士フィルム、オランダにオフセット印刷・新生産ライン完成 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:富士フイルム |
富士フイルムは8日、オフセット印刷用刷版材料「CTP 版」の需要拡大に対応するため、オランダに新生産ラインを立ち上げると発表した。FUJIFILM Manufacturing Europe B.V.(オランダ)に、最新鋭技術と省エネ設備を導入した「CTP 版」新生産ラインが2012年1月上旬から稼動する。 印刷市場では製版工程のデジタル化に伴い、文字・画像等のデジタルデータをフィルムを経由せず直接出力できるCTP 版の需要が拡大している。また、環境意識の高まりから、現像処理が不要で廃液がでない無処理CTP 版や現像処理工程の簡易化で廃液量が削減できるローケミカルCTP 版などが求められている。 今回の新生産ラインには、富士フィルム独自の表面処理技術であるMULTIGRAIN V(マルチグレイン ブイ)技術 を導入した。これにより、耐刷性および高精細画像の再現性に優れたCTP 版を安定的に生産することが可能となった。 より高度な生産技術が求められる無処理CTP 版やローケミカルCTP 版の生産にも対応している。 <新生産ラインの概要> (1)会社名 FUJIFILM Manufacturing Europe B.V. (2)生産品目 オフセット印刷用刷版材料「CTP 版」 (3)延床面積 約19,000平方メートル (4)稼動開始 2012年月上旬 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1323310915.pdf |