2011年12月14日 |
11月のPS生産、在庫調整の減産続き4カ月連続5万トン割れ |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:日本スチレン工業会 |
日本スチレン工業会は14日、ポリスチレン(PS)とスチレンモノマー(SM)の11月生産出荷実績を発表した。それによると、PSの生産は4万3776トン、前年同月比16%減で4カ月連続の4万トン割れとなり、在庫調整のための減産が続いている。国内出荷の低迷と輸入増が背景にある。 国内出荷は5万2774トン、同14%減で6カ月連続の前年割れとなった。用途別にみると、主力の包装用が同6%減と比較的健闘しているものの6カ月連続の前年割れ、フォームスチレン(FS)用も同15%減。電機・工業は同34%の大幅減で、デジタル家電が相変わらず不調、生活家電向け・事務機器向け・記録メディア向けも低調だった。 輸出は18カ月連続の前年割れで30%減の大幅なマイナス。 月末在庫は、在庫調整の減産により7万304トン、前月比13%減で4カ月連続の減少。在庫水準も前月の1.5カ月分から1.3カ月分に圧縮できた。 一方、SMの生産は24万1510トン、前年同月比3%増で3月以来8か月ぶりのプラスとなった。国内出荷はアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)向けを除いて各用途とも前年割れで、同15%減となった。輸出は前月に比べて大幅に回復(50%増)し、前年同月比でも3%増加した。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1323853685.pdf |