2001年02月05日
即席麺の昨年の出荷量は3.7%減の45億食個強
PS容器入りも“Y2K需要”の反動で縮小
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 日本即席食品工業協会の集計によると、即席麺の昨年の総出荷量は45億4,642万食個となった。前年の実績を3.7%下回っている。マイナス成長となった大きな要因は、99年11月から12月にかけて発生したいわゆる“Y2K需要”の反動が出たことにある、というのが関係者に共通した見方となっている。
 即席麺の過半を占めるポリスチレン製容器入りのスナック麺の総出荷量は26億7,916万7,000食個となっている。前年の実績を2.3%下回っている。ただしそのうちの中華麺は19億9,988万7,000食個で4.5%減、和風麺は6億7,928万食で5%増と大きな差異がある。
 また、同じくPS容器が採用されている生タイプの中華カップ麺の総出荷量は7,237万2,000食個で21.6%減と落ち込みが大きい。
 発泡スチレンシートの昨年の総出荷数量は13万5,780トンで、前年を2.8%下回ったが、それにはこうした即席麺の出荷の縮小が大きく影響していると見られる。