2011年12月15日 |
旭硝子、中国にリチウムイオン電池正極材の製造・販売拠点 |
【カテゴリー】:経営(海外) 【関連企業・団体】:旭硝子 |
旭硝子(AGC)は15日、リチウムイオン電池(LiB)部材事業強化策の一環として、LiB正極材の製造・販売拠点を中国に新設すると発表した。子会社のAGCセイミケミカル(平成:神奈川県茅ケ崎市)が、江蘇省無錫市に本社のあるLiB正極材メーカー(KLK社子会社)を子会社化する。生産開始は2012年春の予定。 これにより、旭硝子グループの正極材生産能力は倍増となる。 LiBの世界需要の高まりに伴い、正極材市場は、2010年には民生用を主体に年間4万トン規模に達したが、さらに車載用需要の飛躍的な増加などにより2020年には約30万トン規模に拡大すると予想されている。 旭硝子グループは、こうした今後の市場拡大に対応するため、製造・販売体制を強化することにした。今回の進出は、LiB正極材として初の海外拠点となる。 <新社の概要> (1)社 名 清美通達●能科技(無錫)有限公司 (2)所 在 地 中華人民共和国 江蘇省 無錫市 (3)資 本 金 1.5億人民元 (4)出資比率 AGCセイミ51%、江蘇凱力克▲業有限公司(KLK社)41%、長瀬産業5%、上海信銘国際貿易3% (5)設 立 2012年第1四半期(予定) (6)事業内容 LiB用正極材の製造・販売 (7)従業員数 約100名 (注)●はカネへんに里 ▲はカネへんに古 |