2011年12月16日

NEDO、国内最大級のバイオエタノールパイロットプラント完成

【カテゴリー】：新製品/新技術 【関連企業・団体】：NEDO

新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）は16日、木質バイオマスからバイオエタノールを効率よく生産する技術を確立するため、広島県呉市にある王子製紙呉工場内に国内最大級の試験用パイロットプラント（日産250-300リットル）を完成させたと発表した。 実証試験は、2009年度から王子製紙、新日鉄エンジニアリング、産業技術総合研究所にNEDOが委託して研究開発している「セルロース系エタノール革新的生産システムの開発」の一環として行う。 食料と競合しない木質バイオマスから、効率よく低価格でバイオエタノールを生産するために、栽培から収穫・運搬・貯蔵、糖化・発酵・蒸留を経てバイオエタノールまでの一貫生産技術を開発する。 現在は化石資源から製造されている様々な化学製品などが、この技術を応用してバイオマスから製造可能になることで、地球温暖化防止に貢献できるとみている。