2011年12月19日
東レ、家庭用浄水器の中国向け専用商品を開発
【カテゴリー】:新製品/新技術(経営)
【関連企業・団体】:東レ

東レは19日、家庭用浄水器「トレビーノ」で、中国の水道水質に合わせた中国向け専用商品4機種を開発したと発表した。12月下旬から順次出荷を開始し、主に北京、上海、広州で販売する。

新商品は、「トレビーノ」の主なフィルターである中空糸膜の表面積を従来品よりも大きくすることで、濁り成分の多い中国の水道水質に対してもカートリッジの使用期間を延ばすことが可能になった。

東レは、今年4月にスタートした中期経営課題「プロジェクトAP-G2013」に「アジア・新興国事業拡大(AE)プロジェクト」を掲げ、アジア・新興国での売上高を2010年度実績の5400億円から、プロジェクト最終年度の2013年度には7200億円まで拡大することを目標にしている。今回の浄水器の中国向け拡大はその一環となる。