2011年12月21日 |
三菱化学、韓国で米・韓企業を「赤色蛍光体」特許侵害提訴 |
【カテゴリー】:経営(海外、新製品/新技術) 【関連企業・団体】:三菱化学 |
三菱化学は21日、米国でLED用蛍光体の製造・販売を行なっているIntematix Corporationおよびその韓国での販売代理店である株式会社GVPに対して、独立行政法人物質・材料研究機構と同社とが共有する赤色蛍光体に関する特許(大韓民国特許第816693号)を侵害しているとして、20日付で韓国のソウル中央法院に「蛍光体製品の韓国への輸入および販売差止め」を求める訴訟を提起したと発表した。 大韓民国特許「第816693号」は、通称CASN、SCASN(注1)と呼ばれる、窒化物系の赤色蛍光体およびそれを用いたLED、照明器具、画像表示装置等に関するもので、三菱化学はほかにもCASN、SCASNに関して多くの関連特許を保有している。 CASNおよびSCASN蛍光体は、高い輝度と信頼性からLED用として使用されているほぼ唯一の赤色蛍光体であり、三菱化学が製造販売している当該赤色蛍光体は、LEDメーカー各社からすでに多くの支持、評価を得ているとしている。 <用語の解説> (注1) CASN、SCASN : CaAlSiN3:Eu等を基本組成とする蛍光体。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1324432979.pdf (英文) Mitsubishi Chemical Corporation files Patent Infringement Lawsuit against Red Phosphors in Korea http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1324435743.pdf |