2011年12月21日
旭化成クラレメディカルと旭化成メディカルが統合へ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:旭化成、旭化成メディカル、旭化成クラレメディカル

旭化成は21日、医療事業分野の旭化成クラレメディカル(本社・東京都千代田区、柴田豊社長)と旭化成メディカル(同)の両社を2012年4月1日に統合することを決定したと発表した。

同社は今年8月に、「クラレが所有する旭化成クラレメディカルの全株式(7%)を譲り受ける」と発表し、100子会社化後の成長拡大に向けた最適体制を検討していた。両社を事業統合することで、それぞれが有する世界最高水準の医療技術を最大限に活用してグローバルリーディングカンパニーとしての地位を強固にできると判断した。

統合後の新会社は「旭化成メディカル」とする。

統合後の概要は次の通り。
▽資本金=30億円
▽売上高=551億円(2010年度)、約610億円(2011年度の見込み)
▽出資比率=旭化成100%
▽従業員数=約2200人
▽事業概要=ポリスルホン膜人工腎臓「APS」、吸着型血液浄化器「セルソーバ」、白血球除去フィルター「セパセル」、ウイルス除去フィルター「プラノバ」などの製造・販売
▽工場=大分県大分市、宮崎県延岡市、中国 浙江省杭州