2011年12月22日
旭化成ケミカルズ、シンガポールでS-SBR 第2系列建設
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:旭化成ケミカルズ

旭化成ケミカルズ(本社・東京都千代田区、坂本正樹社長)は21日、シンガポールで溶液重合法スチレンブタジエンゴム(S-SBR)製造プラントの第2系列の建設を決定したと発表した。
2013年5月稼働開始予定で建設中の第1系列(年産能力5万トン)の隣接地に年産能力5万トンの第2系列を建設し、2015年1月の稼働開始を目指す。

同社は、中期経営計画「For Tomorrow2015」で、省燃費型高性能タイヤ用S-SBR事業をグローバルリーディング事業と位置付け、積極的な設備投資による事業拡大を図っている。現在、川崎工場で年産10万5000トンプラント、大分工場(子会社の日本エラストマー)で同3万5000トンプラントを持ち、合計年産14万トン体制にある。

同社は、今後も更なる需要拡大が見込めることから、顧客ニーズに応えた供給体制の拡充を図ることにした。今後も需要拡大に合わせてS-SBRの更なる能力増強の検討を進め、省燃費型高性能タイヤ用S-SBR分野において世界ナンバーワンの地位を確立する方針である。