2011年12月22日
ロシュの個別化治療医療薬「Zelboraf」、欧州で承認勧告
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:中外製薬、ロシュ

中外製薬は22日、スイス・ロシュ社の個別化医療治療薬「Zelboraf 」が欧州医薬品委員会(CHMP)から成人における皮膚がん(転移性メラノーマ)治療薬として、販売承認の勧告を受領したと発表した。

転移性メラノーマは皮膚がんの中で最も致死率ならびに悪性度が高いがん腫で、診断されてから12カ月の生存が期待できる患者は4人に1人未満とされている。

「Zelboraf」 は、メラノーマ患者の約半数で認められるBRAF変異蛋白の変異型を標的とし阻害するようデザインされている。

<転移性メラノーマについて>
メラノーマは早期に診断されれば、おおむね治癒が可能。ただし、転移した場合は皮膚がんの中で致死率、悪性度とも最も高いがん腫となる。転移性メラノーマと診断されてから1年後の生存者は4人に1人足らずで、毎年世界中で約40,000人が死亡している。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1324534768.pdf