2011年12月26日
農水省、「2011年農林水産研究成果10大トピックス」選定
【カテゴリー】:行政/団体(新製品/新技術)
【関連企業・団体】:農林水産省

農林水産省・農林水産会議事務局は、「2011年農林水産研究成果10大トピックス」を選定した。この1年間に話題となった民間、大学、公立試験研究機関および独立行政法人研究機関の農林水産研究成果のうち、内容的に優れ、社会的関心も高いと考えられる成果10課題を、農業技術クラブ(農業関係専門紙・誌など29社加盟)の協力を得て選定した。

「10大トピックス」は次の通り。

(1)人類が初めて目にした天然ウナギ卵/うなぎ産卵場2000年の謎を解く(水産総合研究センターと東京大学大気海洋研究所が共同)
(2)放射性セシウムに汚染された農地土壌の除染技術開発・実証急ピッチ(農林水産省、内閣府、文部科学省、経済産業省が連携)
(3)口蹄疫の感染の迅速診断につながる遺伝子検査法を開発(宮崎大学)
(4)水田用小型除草ロボット「アイガモロボット」を開発(岐阜県情報技術研究所)
(5)ジャガイモの重大害虫シストセンチュウのふ化を促進する物質の化学合成に世界で初めて成功(北海道大学)
(6)ピーマンモザイクウイルス病を予防する植物ウイルスワクチンを開発(農業・食品産業技術総合研究機構=農研機構、微生物化学研究所、京都動物検査センター、京都府農林水産技術センターが共同)
(7)世界初、ミツバチの幼虫を女王バチに成長させるたんぱく質を発見(富山県立大学)
(8)水稲の乳白粒の発生割合を収穫前に予測(農研機構九州沖縄農業研究センター、ケツト科学研究所が共同)
(9)根こぶ病と黄化病に抵抗性のハクサイ新品種「あきめき」を育成(農研機構野菜茶業研究所、日本農林社が共同)
(10)微細藻類からバイオ燃料を!/次世代のエネルギー源として注目を集める(筑波バイオテック研究所)