2011年12月27日
塩ビ可塑剤、年内ついに回復せず・11月実績
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:可塑剤工業会

可塑剤工業会は27日、11月の可塑剤生産、出荷実績を発表した。フタル酸系主力のDOP可塑剤は、生産は前年比プラスとなったものの、出荷は依然さえず、今年は年間ベース前年比5%以上落ち込む見通しとなった。

「生産、出荷とも3月の震災以降大幅ダウンし、復興需要も期待倒れに終わった。電線や建材、壁紙向けなどの需要が回復してこないと苦しい」と、業界では話している。


<11月の可塑剤生産実績> 単位:トン ( )対前年同月比%

【フタル酸系】
◇合計   19,482 (106.0)
・DOP    11,086(106.9)
・DBP     136(88.9)
・DIDP    1,590(ー)
・DINP    6,175(80.8)
・その他    495(234.6)

【アジピン酸系】
◇生産合計  1,594(109.2)

(注)フタル酸系のその他にはイソフタル酸、テレフタル酸系を含む。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1324970713.xls