2011年12月28日
林野庁、森林の除染実証試験結果「下草と落葉除去で6ー7割低減」
【カテゴリー】:行政/団体(環境/安全)
【関連企業・団体】:農林水産省

農林水産省・林野庁は27日、福島第一原発事故により生じた森林の放射性物質による汚染対策として行なった除染実証試験で、「下草と落葉を除去することで、空間線量率は除去前の約6割から7割まで低減した」とする試験結果(第2報)を発表した。

具体的には、除去前に比べて落葉広葉樹林で約6割、針葉樹林で約7割低減した。

除去にあたっては、森林の保全や放射性物質の再拡散防止の観点から降雨等により除去後に露出した表土を流出させないことも必要であり、一度に広範囲に除去するのでなく、徐々に面積を拡げていくことが適当としている。