2011年12月28日
11月の石化品輸出入バランス、2万トン縮小 輸出が減り輸入増える
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:経済産業省

経産省化学課は28日、11月のエチレン換算輸出入実績をまとめた。

輸出が前年比17.5%減少し、輸入が同38.0%増と大幅増加した結果、出超バランスは14万4,800トンとなり前月から一挙に約2万トン縮小した。

11月のエチレン換算輸出量は、対前月比5.5%減(対前年比:17.8%減)の197,600トン(輸出比率35.5%)。一方の輸入量は対前月比17.4%増(対前年比38.0%増)の52,800トン(輸入比率:12.8%)だった。

この結果、差し引きバランスは144,800トンの出超となり、前月の164,100トンから19,300トン縮小した。

品目別にみると、輸出はエチレンが64,347トンと前年比13%増加したのを除き、誘導品は樹脂、化成品ともほぼ全製品が前年を下回った。

一方、輸入は逆に軒並みほぼ全製品が前月および前年同月を上回った。
LDPEの輸入は前年比13.0%増(前月比:4.8%増)の23,200トンで、輸出(12,600トン)を2倍近く上回った。