2011年12月28日
11月の石油統計速報、ナフサ生産は前年比12%減
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:経済産業省、資源エネルギー庁

経産省・資源エネルギー庁が28日発表した11月の石油統計速報によると、原油輸入量は1,695万キロリットル、前年同月比87.3%と3カ月ぶりに前年を下回った。
 
原油輸入量を多い順にみると、
(1)サウジアラビア  532万kl(前年同月比87.5%)
(2)アラブ首長国連邦 393万kl(同111.5%)
(3)カタール     210万kl(同87.5%)
(4)クウェート    150万kl(同110.2%)
(5)イラン      109万kl(同62.0%)
だった。

同月の中東依存度は88.7%で、前年同月比2.5ポイント前年を上回った。

燃料油の生産は1,529万kl、前年同月比92.2%と5カ月連続して前年を下回った。
油種別にみると、B・C重油は前年を上回ったが、ガソリン、ナフサ、ジェット燃料油、灯油、軽油及びA重油は前年同月を下回った。

ナフサの生産は前月比4.2%増、前年同月比11.6%減の154万9,808klだった。
このうち石油化学用は154万2,899Klで、前月比3.9%増、前年同月比11.8%減だった。