2001年02月01日
積水化学、CO2ヒートポンプ給湯機発売へ
脱フロン、省エネ、CO2排出量35%削減
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:積水化学工業

 積水化学工業は1日、東京電力、電力中央研究所、デンソーの3社が共同開発したCO2ヒートポンプ給湯機「ユーリッチHP300」を4月1日から発売すると発表した。コンプレッサーで大気の熱を効率よく汲み上げ、給湯の熱エネルギーをつくる、ヒートポンプシステムを利用している。燃焼系給湯機に比べて、エネルギー消費効率が高いため、年間のランニングコストを約5分の1に節減することができる。CO2排出量を約35%削減し、温暖化ガス排出を抑制、さらに従来のフロン系冷媒を使わない、加熱能力がすぐれている、などの特徴がある。
 同社では「セキスイハイム」「セキスイツーユーホーム」に導入するほか大手住宅会社向けに採用促進を図る。
 価格は1台当たり70万円(工事費は含まない)、2001年度1,000台、2002年度5,000台の販売を見込んでいる。