2012年01月05日
タカラバイオ、三重大とがん治療薬「HF10」共同臨床研究
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:タカラバイオ

タカラバイオは5日、三重大学医学部附属病院と共同で、がん治療薬「HF10」の臨床研究を行うと発表した。
同社が同大医学部に設置している遺伝子・免疫細胞治療学講座を中心として実施する。

「HF10」は、単純ヘルペスウイルス1型の弱毒型自然変異株であり、正常細胞ではほとんど増殖しないが、がん細胞に感染すると増殖し、がん細胞を死滅させることが動物実験などで示されている。

今回の臨床研究では、標準治療での治癒が期待できず、「HF10」が投与可能な病変を有するがん患者を対象に、複数回投与した際の安全性、体内動態および腫瘍縮小効果などの評価を行う。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1325746988.pdf