2012年01月06日
東レ、三井物産子会社の化学品会社 MBJに資本参加
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東レ

東レは5日、三井物産の100%子会社である日本マイクロバイオファーマ(本社・東京都中央区、鈴木正暢社長、資本金1000万円、MBJ)の株式20%を東レが取得することで合意し、株式譲渡契約書に調印したと発表した。

MBJは、発酵技術にバイオテクノロジーを付加した独自の製造技術により、医薬品(原薬・中間体)の製造・受託製造・販売を行っているほか、ファイン・スペシャリティ―領域の化学品の製造・販売を行っている。

東レは、ライフサイエンス事業を次代の成長エンジンとして「重点育成・拡大事業」と位置付け、医薬・医療分野で事業展開している。さらに、2011年4月からスタートした中期経営課題「プロジェクトAPG2013」で医薬・医療事業のさらなる拡大を目指している。

東レは、今回の資本参加を通じてMBJとの技術交流を深め、医薬品の新規開発や製造基盤の強化を図るとともに、MBJの製品域の拡大を後押ししていく方針である。