2012年01月06日
経産省、蓄電池戦略強化へ「プロジェクト・チーム」
【カテゴリー】:行政/団体(新製品/新技術)
【関連企業・団体】:経済産業省

有力な次世代エネルギーとして「蓄電池」が注目され、研究開発が盛んだが、経産省は6日、省内に「蓄電池戦略プロジェクトチーム」を設置した。省内横断的に蓄電池産業戦略を検討し、新規市場開発や産業競争力強化に向けた政策づくりに活かしていく方針だ。

今夏中にも基本政策をまとめ、平成25年度の概算要求に盛り込む。

プロジェクトチームのヘッド(チーム長)には、資源エネルギー庁の新原浩朗省エネ・新エネ部長、同代理に商務情報政策局の吉本豊情報通信機器課長がついた。メンバーは、エネルギーや蓄電池産業政策を担う資源エネルギー庁、産業技術環境局、製造産業局、商務情報政策局の各局職員約35人(併任)で構成。

蓄電池市場は今後、家庭用電力、自動車用をはじめスマート・グリッド社会の構築や防災用など新規分野への拡大が見込まれ、産業界では開発競争が活発化している。

経産省でも新たな電力・エネルギー源として期待しており、今後は国際標準化などの政策の立案も含めて関連産業支援を積極的に推進していく方針である。