2012年01月06日

富士フイルム、映画用フィルムで米アカデミー科学技術賞受賞

【カテゴリー】：新製品/新技術 【関連企業・団体】：富士フイルム

富士フイルムは6日、映画デジタル用黒白レコーディングフィルム｢ETERNA-RDS｣の開発で、米国の映画芸術科学アカデミーが選ぶ2011年度科学技術賞の“Scientific and Engineering Award”受賞が決ったと発表した。 設計・開発を担当した同社の社員、大関勝久、平野浩司、白井英行3氏に贈られる。 授賞式は2月11日、米ロサンゼルスで行われる。 「ETERNA-RDS」は、映像情報を長期にわたって保存し、映画コンテンツを「文化遺産」として後世に残していくことを目的に、カラー画像の3色分解（セパレーション）を行い、安定した黒白画像（銀像）として記録するアーカイブ専用フィルムで、同社は2010年4月から販売を開始した。 今回の受賞は、同フィルムがこれまでの映画事業の財産を後世に残す重要な一歩になったと評価された。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1325841125.pdf