2012年01月11日
南京のBASF-YPCの2期計画が完成
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:BASF、SINOPEC

BASFとシノペックは1月10日、南京のJVのBASF-YPCの2期計画の完成式典を行った。

14億ドルを投じた2期計画の概要は以下の通り。

・エチレン増強 600千トン→740千トン
・EO増強   250千トン→330千トン
・EO精製新設  150千トン 
・EO誘導品新設 
  非イオン界面活性剤 60千トン
アミン系  130千トン(エタノールアミン、エチレンアミン、ジメチルエタノールアミン)
  DMA3  25千トン(ジメチルアミノエチルアクリレート)
・C4系新設
  ブタジエン抽出 130千トン
  イソブテン抽出 60千トン
  ポリイソブテン  50千トン
  2-プロピルヘプタノール 80千トン 
・C4オキソアルコール増強 250千トン→305千トン

両社はまた2010年12月に、更なる増強計画推進の覚書を締結した。総額は約10億ドルにのぼる。

高吸水性樹脂(SAP)は能力60千トンで、2012年央に建設を開始する。商業生産は2014年初めの予定。
C3系とC4系のバリューチェーン強化のための新計画には、既存のアクリル酸(160千トン)の倍増、ブチルアクリレートの新設、2-プロピルヘプタノールの能力増強などが含まれている。