2012年01月17日
アラムコとシノペック、サウジでの製油所建設の合弁契約に調印
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:SINOPEC

サウジアラムコとシノペックは1月14日、サウジのヤンブーでの製油所建設の合弁契約に調印した。

両社は2011年3月に本件の覚書を締結した。
既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile/NCODE/31099

アラムコ100%のRed Sea Refining Companyにシノペックが37.5%出資し、社名をYanbu Aramco Sinopec Refining Coとする。

日量400千バレルのArabian Heavy 原油を処理し、日量90千バレルのガソリン、同263千バレルの超低サルファディーゼル、同6300トンの石油コークス、同1200トンの硫黄などを生産する。
既に建設を開始しており、2014年下半期に生産を開始する。

投資額は85~100億ドルで、ファイナンスについてはまだ決まっていない。

記者会見で、中国の両社とExxonMobilとの合弁会社で第二の製油所(240~300千バレル)の建設を協議していることが明らかにされた。
福建省のJVの能力増(製油所のデボトルネッキング、エチレン能力の80万トンから120万トンへの増強)も検討している。