2012年01月17日 | |
三井化学、タイの自動車材能力を増強、14万トン体制へ | |
【カテゴリー】:経営(海外) 【関連企業・団体】:プライムポリマー、三井化学 |
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三井化学とプライムポリマーの両社は17日、ポリプロピレン(PP)自動車材のアジア地域での需要拡大に対応するため、タイの工場(グランド・サイアム社)に年産1万8000トンの新規生産ラインを増設すると発表した。完成は2012年秋の予定。生産能力は現有年産12万2000トンから同14万トンに拡大する。投資額は非開示。 タイは、昨年は洪水の影響もあり一時的に自動車生産に影響が出たが、将来的には大きな成長が見込まれている。 またインドネシアなど周辺国の需要もさらに拡大が予想されている。 このため三井化学グループはこれらの新規需要を積極的に取り込んでいくことにした。 PP自動車材は、コンパウンドとして自動車のバンパーやインパネなどの主要部分に使用されており、自動車の生産台数の増加とともに需要の伸長が続いている。 三井化学グループは現在、日本、アメリカ、メキシコ、欧州、タイ、中国、インドの世界7地域に生産拠点を持ち、合計能力は年産78万トンと世界トップクラス。タイのほか米国で1万4000トン、メキシコで1万3000トンの増設を計画しており、今年中に生産能力は82万5000トンと、さらに拡大する予定である。 <Grand Siam Composites Co.,Ltd.の会社概要> (1)設立: 1996年2月 (2)資本金: 63.7百万バーツ (3)出資: 三井化学45.2%、プライムポリマー3.0%、SCG Chemicals 46.2%、他 5.6% (4)本社: タイ国 バンコク (5)工場: タイ国 ラヨン県マプタプット ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1326767283.pdf (英文) Expansion of Automotive Use Polypropylene Production in Thailand http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1326767283.pdf |