2012年01月17日 | |
中原VEC会長「今年を新しいきっかけの年にしたい」 | |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会 |
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塩ビ工業・環境協会(VEC)の中原茂明会長(トクヤマ会長)は17日に開いた新年賀詞交換会で挨拶し、「2012年は復興需要だけでなく、新規用途・製品開発など新しい芽の出るきっかけの年にしたい」と期待を込めて述べた。 同会長は昨年を振り返り「塩ビの内需は104万トンとほぼ前年並みだった。震災の影響は受けたが、支援物資の供給を含めて特段の混乱は生じず、比較的速やかに復旧できた」とした。 だが、一方で「世界経済の減速や円高など塩ビ事業を巡る環境は引き続き厳しい」と強調。政府に対しても「昨年の原料ナフサ課税での決定を歓迎するが、われわれは厳しい国際競争の中で戦っている。引き続き海外と同じ条件で競争できるよう環境を整備してほしい。行き過ぎた円高の是正を強く望む」と注文をつけた。 今後のVECの活動方針として(1)震災復興への支援や節電、CO2排出削減への協力(2)加工性、デザイン性など一般市民による「コンテスト」を通じての塩ビ樹脂の用途・製品開発(3)リサイクル技術の開発と実用化への取り組み強化、3つを挙げ会員各社に協力を求めた。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1326780830.tif |