2012年01月19日
帝人ファーマ、日本初の点滴投与型骨粗鬆症治療剤
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:帝人ファーマ

帝人ファーマ(本社・東京都千代田区、荒尾健太郎社長)は、日本初となる点滴投与型で週1回投与の骨粗鬆症治療剤「ボナロン点滴静注バッグ900μg」(一般名:アレンドロン酸ナトリウム水和物)の製造販売承認を厚生労働省から取得した。今春から販売開始する予定である。

同社は、国内の骨粗鬆症治療剤市場でトップシェアを占めるが、今回の承認取得を契機に、患者のさらなるクオリティ オフ ライフ向上に向けた取り組みを強化していきたいとしている。

同剤の特徴は、(1)経口剤で有効性及び安全性が確認された成分を、日本で初めて静脈内に点滴投与するタイプで、服薬上の制約がない(2)従来の経口剤は1日に1度もしくは1週間に1度服用が必要だったが、4週間に1度、通院時に投与するため、服用漏れを防ぎ治療を継続しやすくなる(3)点滴投与型にすることで、薬剤と消化管との接触による消化管障害を引き起こすリスクの軽減が期待されるーなどとなっている。