2001年02月01日
タイ・TOC、2004年にエチレンの新設備建設
ナフサに替わるエタンベースの30万トンプラント
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:丸紅、三井物産

 三井物産や丸紅など大手商社によると、タイのエチレンセンター会社の一つのTOC(タイオレフィンズ)は2004年早々にラヨン地区に年産30万トン能力のエチレン第2プラントを建設する方針を固めた。
 現在同社は同地区でナフサベースの同35万トン設備を稼動中である。次に建設するのはエタンを原料とするもの。エタンは、国営石油機構でありTOCの親会社の一つでもあるPTTから受給していくことで合意している。これが実現すると、タイではNPCの同40万トン設備に続く二つ目のエタン分解のエチレンプラントができることになる。
 なお、この結果タイのエチレンの総設備能力は4センター合計220万トンとなる。