2012年01月24日
信越化学、ベトナムにLED材料とレア・アース精製の2拠点
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:信越化学工業

信越化学工業は24日、経済成長が期待されるベトナムに2つの新会社を設立し、「高輝度LEDパッケージ材料」と「レア・アース分離精製」事業を同時展開すると発表した。投資額は合わせて50億円。経済性だけでなく、現地の高い教育水準や優れた労働力を評価し進出を決めた。

■高輝度LEDパッケージ材料
アジア各国にLED製品の工場が多く、今後も大きな成長が見込まれるため「封止材」及び「リフレクター材」の生産拠点を設ける。
新会社は「Shin-Etsu Electronics Materials Vietnam Co.」で、社長は深田明男氏。

同国フンイエン省第2タンロン工業団地に5万平方メートルの用地を取得。LED封止樹脂と、LED用リフレクターの製造、販売を行う。稼動開始は2013年3月の予定。投資額30億円。

■レア・アース分離精製
新会社「Shin-Etsu Magnetic Materials Vietnam Co.」を設立。社長は坂下英之氏。

ハイフォン市 Dinh Vu 工業団地に8万平方メートルの用地を取得。まずマグネットからのレア・アース回収精製を行い、さらに世界各地で開発が進められているレア・アース鉱山から産出するレア・アース原料の分離精製を検討していく。稼動開始は2013年2月の予定。投資額20億円。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1327383572.doc