2001年01月31日
筒中プラスチック、インドネシアのPCフィルム、シート設備を増設
7月から月産550トン体制に拡大
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:三井物産

 筒中プラスチック工業は31日、連結子会社のツツナカプラスチック インドネシア(P.T.TSUTSUNAKA PLASTIC INDONESIA)について、新たに工場用地を取得、月産300トンのPC(ポリカーボネート)フィルム、シート設備を増設する、と発表した。7月の生産開始を予定しており、生産能力は既存設備との合計で月産550トン体制に拡大する。
 今回同社は、既存工場と同じ西ジャワ州プカシ県のMM2100工業団地に新たに3万平方メートルの用地(ブロックNN-1-1)を取得、同地に7,500平方メートル規模の建屋に月産約300トンのPCフィルム、シート生産設備を建設する。投資額は1,200万米ドル(約13億円)。このうち900万ドルは株主割当増資による資金調達で、同社は設立時の出資比率に応じて新規発行株式9,000株のうち75%に当たる6,750株を引き受け、675万ドル(約7億5,000万円)を出資する。また新工場の建設に対応して60名の追加従業員を採用する予定。
 同社によると、PCフィルム、シートの需要は国内外とも極めて旺盛であり、グレードとして製品供給能力を高め、ユーザーのニーズへの適切な対応を図るとともに、事業の拡大を目指し、今回の増設を決定したとしている。
 なおツツナカプラスチック インドネシアは、1995年11月に設立、現在の資本金は1,100万米ドル(増資後2,000万米ドル)で、筒中プラスチックが75%、三井物産が25%出資している。1999年度の売上高は1,056万6,000ドル。