2012年01月30日
昨年のフタル酸系可塑剤生産、21万トンで9%減
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:可塑剤工業会

可塑剤工業会は30日、昨年12月および1-12月の可塑剤生産実績を発表した。

12月生産は、DOPが前年比73%と大幅減の15,000トンだった。アジピン酸系も同88%1,000トンと落ち込んだ。

1-12月年計は、DOPが前年比91%の13万3000トン、アジピン酸系は16800トンで101%と横ばいだった。

「昨年は震災の影響で国内需要が減少し、復興需要も出ないままに終わった。電線や建材、壁紙向けなどが回復してくれないと苦しい。円高の長期化で輸入品が増えてくる恐れも出てきた」と、業界の表情は厳しい。


【12月の可塑剤生産実績】 単位:トン ( )対前年同月比%
(フタル酸系)
◇合計   15,027 (73)
・DOP    9,882(82)
・DBP      86(67)
・DIDP      12(1)
・DINP    4,284(77)
・その他    763(51)
(アジピン酸系)
◇生産合計  1,013(88)

【2011年1-12月生産実績】 単位:トン ( )対前年同月比%
(フタル酸系)
◇合計   211,465 (91)
・DOP    132,988(93)
・DBP     1,264(90)
・DIDP    4,814(106)
・DINP    66,773(86)
・その他   5,626(90)
(アジピン酸系)
◇生産合計  16,812(101)


(注)フタル酸系のその他にはイソフタル酸、テレフタル酸系を含む。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1327908269.xls