2012年01月31日 |
カネカ、世界初のPET系非ハロゲン難燃強化耐熱コンパウンド開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:カネカ |
カネカは31日、射出成形用材料として展開しているポリエステル系(PET系)非ハロゲン難燃強化耐熱コンパウンドで世界初のUL RTI 150℃の認証を取得した新規グレード「ハイパーライトJS」を開発したと発表した。 OA機器、電子部品、家電製品、自動車や電車の内部部品など、難燃性が必要とされ、かつ長期間にわたり高温環境下にさらされる部材向けに今年3月から発売を開始する。 従来のハロゲン系難燃技術を用いたPET系耐熱コンパウンドでは、UL規格でRTI 150℃の認証を受けた品質のものがあったが、非ハロゲン難燃剤使用品では認証を得たものが存在しなかった。 今回開発したグレードでは、このRTI150℃の認証を取得しており、非ハロゲン系難燃GF-PETとしては世界初で、これは独自の添加剤配合技術に独自の難燃剤を組み合わせることで開発を成功させた。 同社は、これを環境・エネルギー分野における重点戦略事業の一つと位置付けており、2014年度に30億円の売り上げを目指す。 |